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家族のこころの病気を子どもに伝える絵本
小学校中学年~中学校向け
C0311 NDC:146
B5判/上製
本書の内容
※既刊①~④セット 揃定価:本体7,200円+税 ISBN978-4-8433-4754-6
呪文は必ず解ける
松本俊彦(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所自殺予防総合対策センター副センター長 /薬物依存研究部診断治療開発研究室長)
心の病気は家族にある呪文をかけます。「語っていけない」、「質問してはいけない」。そのせいで、家族は秘密を抱え込み、地域から――ときには親族からも孤立します。
最も深刻な被害を受けるのは子どもです。子どもは、「どうして?」という言葉を飲み込み、周囲に心を閉ざし、たとえば「ママが変になったのは、ボクが悪い子だからかな」とひそかに自分を責めつづけるのです。それは、暴力と同じくらい、子どもの自尊心を打ちのめします。
呪文とは、理由を知らされない謎のルールです。呪文を解くには、子どもに心の病気のことをわかりやすく伝える必要があります。
でも、どうやって? 大丈夫、プルスアルハの絵本があれば、呪文は必ず解けます。
*著者紹介
プルスアルハ
精神科看護師+医師の心理教育ツール制作+普及ユニット 。
親の精神疾患について、子どもにわかりやすく説明するためのオリジナル絵本を作っています。
立場や職種をこえて、子どもたちの力を信じ応援する仲間〜KIDsPOWER Supporter〜(キッズパワーサポーター)を拡げる活動も行っています。
http://pulusualuha.p2.bindsite.jp/ *子どもやご家族への精神保健に関する情報提供をしています。
おすすめしたい方
・お子さんが親の病気について知りたいと感じている方/・病気についてお子さんに説明し、家族全体で療養の環境を整えたいと思っている方/・病気のことで、お子さんとどう接してよいかとまどっている方/・支援者の方で、ご家族から、お子さんへの説明や接し方に関するご相談を受けている方/・支援者の方で、お子さんもふくめたご家族全体の支援に取り組んでいきたいと感じている方
・巻末には、お話をいっしょに読む保護者や支援者の方への解説があります。
・大切なポイントは表にまとめています。活用の際の参考にしてください。
学校図書館、公共図書館、大学図書館、保健所・保健センター、精神保健福祉センター、児童相談所、医療関係者(特に、精神科、小児科)、養護教諭、スクールカウンセラー、保育士、 ほか
NDC:146
小学校中学年~中学校向け
家族のこころの病気を子どもに伝える絵本① ボクのせいかも・・・ ―お母さんがうつ病になったの―
刊行年月 2012年12月
定価1,650円
(本体1,500円)
ISBN978-4-8433-4112-4 C8711
B5判/上製
主人公のスカイは、元気のないお母さんのようすに「ボクのせいかも…」とこころを痛めています。この絵本は、子どもが読んで「ボクのせいじゃないんだ」と安心できるように、いっしょに読む大人の方には、「キミのせいじゃないよ」と伝えるために必要なことが書かれています。
家族のこころの病気を子どもに伝える絵本② お母さんどうしちゃったの・・・ ―統合失調症になったの・前編―
刊行年月 2013年09月
定価1,980円
(本体1,800円)
ISBN978-4-8433-4268-8 C0311
B5判/上製
「近所の人が悪口を言ってるわ…」
お母さんの以前とはちがうようすに、主人公のホロはとまどいます。お母さんは統合失調症という病気で入院します。「どうなっちゃうんだろう...」。不安なホロに話をしてくれたのはお父さんでした。病気でちがうお母さんみたいになってたことがわかりホロは少し安心します。そうして、お母さんの退院の日がやってきました。
家族のこころの病気を子どもに伝える絵本③ お母さんは静養中 ―統合失調症になったの・後編―
刊行年月 2013年09月
定価1,980円
(本体1,800円)
ISBN978-4-8433-4269-5 C0311
B5判/上製
お母さんが退院してきました。
休んでいることが多くて、前のように家事をするのは大変そう…。「お母さんの静養中っていつまでつづくのかな…」とホロはちょっぴり不安です。週に一度、ゆらお姉さんが手伝いに来てくれます。ホロも少しずつ仲良しになります。ひさしぶりのお母さんとの買い物の前に、ホロは勇気を出してゆら姉さんにたずねます。
家族のこころの病気を子どもに伝える絵本④ ボクのことわすれちゃったの? ―お父さんはアルコール依存症―
刊行年月 2014年06月
定価2,310円
(本体2,100円)
ISBN978-4-8433-4577-1
B5判/上製
アルコール依存症はとても身近な病気です。そして家族全体をまきこみやすい病気です。主人公ハルの視点から、家族が回復の一歩をふみだすまでを描きます。活用のための解説つき。