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15歳の詩 全3巻

大人になるまでに読みたい
15歳の詩 全3巻
中学校~高校向け(一般)

[巻頭文] 谷川俊太郎 [編・エッセイ] 青木健 [編・エッセイ] 和合亮一 [編・エッセイ] 蜂飼耳

揃定価4,950円(揃本体4,500円) 
ISBN 978-4-8433-4264-0 C1392 NDC:911
四六判/並製/カバー装
刊行年月 2013年12月

関連情報

本書の内容

今この時にしか感じることの できない感動がある。 珠玉のエッセンス!!

各巻平均246頁
カバーイラスト=小椋芳子

まるでゼリーのように、
 やわらかい思春期のこころ。
  そのこころに種をまくように、
   苗を植えるように伝えたい言葉たち。
    彼らのよろこびや悲しみ、
     さびしさや怒り、恐れと祈り……
      このアンソロジーには、       
       彼らが空を見上げて立ち上がるための、
        強く愛しい言葉が響きあっている。

本書の特色

◎中高生に必読の名詩を収録
◎各巻ごとに現代詩の最前線で活躍する詩人が編集
◎脚注で、各詩の作者のプロフィール、難解な語句を説明
◎各巻末に各編者のエッセイを収録
◎各巻100篇ほどの詩を収録

◇近代〜現代までの名詩を収録◇
◆収録する詩人(一部)
荒川洋治/鮎川信夫/井坂洋子/石垣りん/石川啄木/石田波郷/井伏鱒二/伊東静雄/伊藤整/入沢康夫/大岡信/大手拓次/小野茂樹/尾崎喜八/金子兜太/金子光晴/金子みすゞ/清岡卓行/島崎藤村/高見順/竹久夢二/立原道造/谷川俊太郎/田村隆一/寺山修司/友部正人/永瀬清子/中野重治/中原中也/中村草田男/夏目漱石/萩原朔太郎/堀口大学/三好達治/村山槐多/室生犀星/山之口貘/与謝野晶子/吉野秀雄/吉増剛造/若山牧水 ほか

NDC:911
中学校~高校向け

大人になるまでに読みたい15歳の詩① 愛する

刊行年月 2013年10月 定価1,650円 (本体1,500円) ISBN978-4-8433-4265-7 C1392
四六判/並製/カバー装

[巻頭文]谷川俊太郎 [編・エッセイ]青木健

言葉は生きる力

草花や樹木が、太陽と水を必要とするように、わたしたちは言葉と愛を必要としている。なぜなら言葉は光であり、愛は生命の泉だから……。言葉はこころの闇を照らしてくれ、愛こそが、わたしたちに生きる力を与えてくれるのだ。(青木健)

[編・エッセイ]青木健
1944年、京城生まれ。詩人・小説家・評論家。『星からの風』(鳥影社、表題作は新潮新人賞受賞作)。『中原中也─盲目の秋』『中原中也─永訣の秋』(河出書房新社)。『田村隆一エッセンス』(編・河出書房新社)。『江戸尾張文人交流録』(ゆまに書房)。詩集『振動尺』(書誌山田)など。

大人になるまでに読みたい15歳の詩② いきる

刊行年月 2013年12月 定価1,650円 (本体1,500円) ISBN978-4-8433-4266-4 C1392
四六判/並製/カバー装

[巻頭文]谷川俊太郎 [編・エッセイ]和合亮一

一篇の詩を抱いて欲しい

心に風を吹かせる方法を知って欲しい。若い青葉の影そのものである新鮮なきみたちに。この世界で生きて行くには、いろんなことがあり過ぎる。自分自身が何者であるのかを、きみは時に、果てしのない草原の道の途中で忘れてしまうだろう。一篇の詩を抱くのだ、吹かせるのだ、揺らすのだ。その先で輝かせるのだ。何を。風を、葉を、空を。(和合亮一)

[編・エッセイ]和合亮一
1968年生まれ。福島県生まれ、在住。詩人。高校教師。『After』(思潮社、第4回中原中也賞受賞)。『地球頭脳詩篇』(思潮社、第47回晩翠賞)。東日本大震災以降、ツイッターで福島の現況を詩で発表。『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』の三部作を刊行。

大人になるまでに読みたい15歳の詩③ なやむ

刊行年月 2013年12月 定価1,650円 (本体1,500円) ISBN978-4-8433-4267-1 C1392
四六判/並製/カバー装

[巻頭文]谷川俊太郎 [編・エッセイ]蜂飼耳

たった一度きりの瞬間

人間はなぜ、ことばを使うようになったのだろう。情報を伝えるため? それだけではないはず、と思う人は、いつかきっと詩と出会う。遠いことがらを想像したり、見なれたものの中にこそ、思いがけない新しさを見つけること。すべての瞬間が、じつはたった一度きりのものだと知ること。詩とはそういう発見です。(蜂飼耳)

[編・エッセイ]蜂飼耳
1974年、神奈川県生まれ。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社、第5回中原中也賞受賞)、『食うものは食われる夜』(思潮社、第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『現代詩文庫・蜂飼耳詩集』(思潮社)など。文集に『孔雀の羽の目がみてる』(白水社)、『秘密のおこない』『空席日誌』(毎日新聞社)などがある。