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社史で見る日本経済史 第5期 全20巻
揃定価343,200円(揃本体312,000円)
ISBN 978-4-8433-4604-4 C3321
A5判/上製/函入
刊行年月 2013年05月
関連情報
本書の内容
好評シリーズ第5弾! 経営学、経営史研究に最適な社史を厳選。財務データの集積ではこぼれ落ちてし まう、企業の歴史の襞までたどれるような社史を収録。
★本シリーズの特色と編纂方針
●好評を博してまいりました『社史で見る日本経済史』シリーズの第5期として、今回も稀覯本を中心に社史に準ずる図書も含んで選書を行った。
●各社史ごとに解説を付す。
●丹念に収集した経営史料や文献により、今日でも高い資料的価値を持ち続けているものを厳選。
●経営諸史料の適切な利用と公開が実現され、高い実証性を備えているものを収録。
●企業経営活動の歴史が正確かつ体系的・客観的に記述されているものを選択。
●単なる社史に止まらず、近世から近代にかけての第一級の産業史・文化史となり、 その分野の学問水準を著しく引き上げているものを収録。
社史で見る日本経済史 第5期 第1回 全5巻
刊行年月 2013年05月
揃定価91,300円
(揃本体83,000円)
ISBN978-4-8433-4199-5
社史で見る日本経済史 第5期 第59巻 大阪急(百貨店新聞社著・刊 1936年)
刊行年月 2013年05月
定価11,000円
(本体10,000円)
ISBN978-4-8433-4200-8
※品切れ
百貨店の多くが呉服店から転身したのに対し、阪急百貨店は阪急電鉄傘下の百貨店として創立された。「本書は阪急百貨店の全館落成と、百貨店創業満七週年を記念する為」に編まれる。「躍進が短期間に超記録的急高度に引上げられて行つた為、阪急それ自体にも未だ店勢を知らしむべき文献の何もない時」の刊行である。創業者・小林一三のユニークな電鉄と直結したターミナルデパートの展開が成功裏に進んだ阪急創業期の興隆を伝える文献である。
社史で見る日本経済史 第5期 第60巻 大丸二十年史(日本百貨店通信社著・刊 1940年)
刊行年月 2013年05月
定価14,300円
(本体13,000円)
ISBN978-4-8433-4201-5
呉服店から創業を始めた大丸は本書刊行のとき、すでに二百年余りの歴史を有した。ここで「二十年史」というのは、株式会社となって以後の大丸の二十年である。株式会社化に際しての功労者である専務・里見純吉を叙述の中心に据えた内容構成であり、「大丸の沿革」、「大丸の現状」、「下村社長と里見専務」、「大丸の第一線に立つ各部長の縦横談」、「大丸三店の部長群像」の項目が本文に並び、最後に「里見専務訓話集」を置く。大丸社員も寄稿し、当時の大丸の活気をよく伝える貴重な文献である。
社史で見る日本経済史 第5期 第61巻 日本発送電株式会社大観(電気新報社編・刊 1939年)
刊行年月 2013年05月
定価24,200円
(本体22,000円)
ISBN978-4-8433-4202-2
日本発送電株式会社は、昭和14年(1939年)に発足した半官半民の国策会社。戦時体制が深まるなか、昭和13年に電力国家統制法案の成立を受けて設立される。本書は、同法案の中核である電力管理法の成立経過を第一編で綴り、第二編で同社の設立経過を述べ、第三編で会社の構成と業務を説明する。「本書は日本発送電株式会社の全貌の記録書」、「電力国家管理の歴史書」、「格好の参考書」と同社初代総裁増田次郎が評しており(「序」)、会社発足に当り編纂された記念書的位置を占める。
社史で見る日本経済史 第5期 第62巻 日本通運株式会社事業大要(日本通運株式会社編・刊 1942年)
刊行年月 2013年05月
定価22,000円
(本体20,000円)
ISBN978-4-8433-4203-9
日本通運は、もとは昭和12年(1937年)10月、「日本通運株式会社法」に基づく半官半民の国策会社であった。戦時統制の必要から小運送業者を統合して創立される。本書は、国策に従い誕生した同社が社員に向けて、事業内容を説明するため編纂された。日本通運は戦後、民間企業として昭和25年(1950年)再出発し、その社史としては『社史・日本通運株式会社』(1962年)が有名であるが、戦前に編まれた本書も同社の沿革や業界全体の展望などが詳しく説明され、業務の全容がよくまとめられている。その内容から社史に準ずる文献であり、稀少的価値も高いといえる。
社史で見る日本経済史 第5期 第63巻 七十年史 若松築港株式会社(若松築港株式会社七十年史編集委員会編・若松築港株式会社 1960年)
刊行年月 2013年05月
定価19,800円
(本体18,000円)
ISBN978-4-8433-4204-6
若松築港株式会社(現・若築建設株式会社)は、明治23年(1890年)に北九州の洞海湾に面した若松港を石炭積出港として建設整備するために設立され、明治26年に株式会社となる。はじめ、入港船舶から港銭を徴収するなど洞海湾の管理運営を主たる業務としていた。しかし八幡製鉄所の操業により若松港が工業港へと発展するに伴い、同社事業も洞海湾の管理運営から港湾の建設工事へと重点を移す。戦後は各地の港湾工事にも進出し、マリコン(海洋土木・港湾建設業)の老舗企業となった。本書に先立ち五十年史も編纂されているが、今回は戦後最初に編纂された七十年史を復刻刊行する。
社史で見る日本経済史 第5期 第2回 全5巻
刊行年月 2013年09月
揃定価73,700円
(揃本体67,000円)
ISBN978-4-8433-4335-7
社史で見る日本経済史 第5期 第64巻 松屋発展史(デパスト社 編・刊 1935年)
刊行年月 2013年09月
定価14,300円
(本体13,000円)
ISBN978-4-8433-4336-4
松屋は古屋家が明治2(1869)年、横浜に鶴屋呉服店を開いたことに始まる。本書は「銀座の王者株式会社松屋を築き上げる迄の七十年間」を「初代二代の古屋徳兵衛氏を中心」に「同店経営の根幹をなす人々の功績と其経営の苦心の蹟を探り松屋発展の経路を明にせん事」を眼目とする(自序)。全六編から成り、コンパクトではあるが多角的に松屋発展の歩みと現況を伝える。
社史で見る日本経済史 第5期 第65巻 大伊勢丹 増築完成記念(百貨店新聞社 著・刊 1936年)
刊行年月 2013年09月
定価15,400円
(本体14,000円)
ISBN978-4-8433-4337-1
伊勢丹は、明治19(1886)年に「伊勢屋丹治呉服店」として創業した。時代の趨勢とともに百貨店化を志し、昭和5(1930)年に株式会社となり、新宿に進出する。競合店のほてい屋を買収し、新宿本店の基礎を固める。創業者である初代二代の小菅丹治はともに商才に富み、その優れた経営方針によって伊勢丹は隆盛する。本書は、その増築を記念して「同店(伊勢丹)並に同店と取引ある諸生産業者の全貌」(序)を紹介する。
社史で見る日本経済史 第5期 第66巻 伊藤萬五十年史(株式会社伊藤萬商店 編・刊 1933年)
刊行年月 2013年09月
定価14,300円
(本体13,000円)
ISBN978-4-8433-4338-8
伊藤萬は、明治16(1883)年に初代伊藤萬助が心斎橋筋に唐物屋(洋反物問屋)を開いたことに始まる。二代萬助の経営時代に洋反物の輸入から、繊維商品の販売と輸出に転じ、大正末から昭和初期に隆盛を迎え、「支那、満洲、印度、南洋、アフリカ方面に輸出を開始して国内商品の紹介に」貢献した(序)。かつて「天下の伊藤萬(イトマン)」とも称せられた同社の最盛期に編纂された社史の復刻。
社史で見る日本経済史 第5期 第67巻 日本綿花株式会社五十年史(日綿実業株式会社編・刊 1943年)
刊行年月 2013年09月
定価15,400円
(本体14,000円)
ISBN978-4-8433-4339-5
日本綿花(後に日綿実業、ニチメン)は、外国産棉花の輸入を外国商人が独占していた明治25(1892)年、これに対抗するため関西の主な紡績会社が「棉花直輸入の機関」として創立する。インド綿や米綿の輸入大手として重きを成し、その後、綿布、羊毛や米穀、生糸も取扱い、紡績業や精米業その他の工業にも進出し、インド、ビルマから北米、中南米、東アフリカまで事業を展開する。本書は、戦後の総合商社の原型的活動を伝える貴重文献である。
社史で見る日本経済史 第5期 第68巻 風雪と激動の40年 油圧に生き 油圧を超えて(萱場工業株式会社 著・刊 1975年)
刊行年月 2013年09月
定価14,300円
(本体13,000円)
ISBN978-4-8433-4340-1
萱場工業(現・カヤバ工業)は、青年発明家萱場資郎が大正8(1919)年に興した萱場発明研究所に始まり、昭和10(1935)年に株式会社となる。本書では、軍事関係で独創的開発の才を発揮した創業者萱場の発明苦心の話から筆が起こされ、戦前の軍需メーカーとしての同社が、敗戦と共に苦難期を迎えながら、やがてその高い技術力によって油圧機器や自動車などの基盤製品を生産するメーカーとなる姿が描かれる。技術史としても貴重な証言を含む独立系メーカーの社史。
社史で見る日本経済史 第5期 第3回 全5巻
刊行年月 2014年04月
揃定価88,000円
(揃本体80,000円)
ISBN978-4-8433-4561-0
社史で見る日本経済史 第5期 第69巻 東横百貨店 開店満五周年記念出版 (小松徹三編、百貨店日日新聞社刊 1939年)
刊行年月 2014年04月
定価16,500円
(本体15,000円)
ISBN978-4-8433-4562-7
東横百貨店は、東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)により、関東初のターミナルデパートとして渋谷駅に開業(昭和9年)。本書では開店5周年の概況、特に社員教育の充実が述べられる。後半は東横電鉄の関連事業が詳述され、同店が「大東横の偉大なる業相」の一環であり、利用者に対する宣伝部門を担っていたことが示される。
社史で見る日本経済史 第5期 第70巻 京浜デパート大観 開店満五周年記念 (小松徹三編、百貨店日日新聞社刊 1938年)
刊行年月 2014年04月
定価11,000円
(本体10,000円)
ISBN978-4-8433-4563-4
京浜デパートは、老舗百貨店・白木屋の取引問屋と京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)の出資により昭和8年に設立され、品川駅を皮切りに沿線に分店を展開した。「最小限度の資本金を以て第一頭の百貨店に匹敵」するとされた異色の経営手法や、開業以来同店を指揮した児島明の経歴などが綴られる。
社史で見る日本経済史 第5期 第71巻 イリス商会創業百年史(日独貿易史に対する一寄与) (イリス商会刊 1959年)
刊行年月 2014年04月
定価7,700円
(本体7,000円)
ISBN978-4-8433-4564-1
イリス商会は、安政6年(1859)、長崎に設立されたクニフラー商会を前身とし、維新後、ドイツ人経営者カール・イリスにより改称。陸海軍御用を務めるとともに、ドイツ企業の極東代理店として機械類の日本輸出を手がけ、明治政府の建設事業へ技術供与を行った。本書は、日本の近代化を側面から支えた企業の知られざる足跡を簡便にまとめている。
社史で見る日本経済史 第5期 第72巻 東海遠洋漁業株式会社三十年史 (東海遠洋漁業株式会社編・刊 1937年)
刊行年月 2014年04月
定価27,500円
(本体25,000円)
ISBN978-4-8433-4565-8
東海遠洋漁業株式会社は、明治40年、静岡県焼津市の漁業・片山七兵衛を中心に設立された。同社は市内外からの資本調達により、発動機付漁船を多数新造し南洋への出漁を実現。本書は、こうした技術発展にくわえ各年度の漁獲量・事故例、焼津漁業者の近世以来の伝統的組織を概観するなど、戦前期焼津の漁業実態を網羅した重要文献である。
社史で見る日本経済史 第5期 第73巻 紙業界五十年 創業四十周年記念 (濱田徳太郎編、博進社刊 1937年)
刊行年月 2014年04月
定価25,300円
(本体23,000円)
ISBN978-4-8433-4566-5
叔父大橋佐平の博文館第1号社員であった山本留次は、明治30年(1897)大橋の勧めで独立し、洋紙販売の博進堂を創業した。山本は欧米の紙業界を視察し、事業を拡大していく。創業40年を機にまとめたこの社史は、自社の歩みを明治以降の日本の紙業界の歩みとともに纏めた好著。
社史で見る日本経済史 第5期 第4回 全5巻
刊行年月 2014年09月
揃定価90,200円
(揃本体82,000円)
ISBN978-4-8433-4595-5
社史で見る日本経済史 第5期 第74巻 輝く大阪三越 開設三十周年記念 (大橋富一郎編、日本百貨店通信社刊 1937年)
刊行年月 2014年09月
定価11,000円
(本体10,000円)
ISBN978-4-8433-4596-2
三越東京本店のため一時閉鎖された大阪三越の再開(明治40年)と盛況時代、昭和恐慌時の緊縮経営下での苦悩、大阪の新しいターミナルデパート阪急百貨店や老舗百貨店大丸・そごう、売り場面積大拡張の髙島屋との熾烈な販売競争のなか、更生した大阪三越の足跡をコンパクトに叙述している好著。大正の好景気時代の「さかえ日」(特売日)の盛況振りなど風俗史的にも興味が尽きない。
社史で見る日本経済史 第5期 第75巻 そごう(百貨店叢書 第1巻) (村上静人編、百貨店新聞社出版部刊 1942年)
刊行年月 2014年09月
定価11,000円
(本体10,000円)
ISBN978-4-8433-4597-9
十合(そごう)百貨店(現・そごう株式会社)は、天保元年、十合伊兵衛が大阪に開業した古着屋「大和屋」に始まる。明治39(1906)年に百貨店へ移行。昭和6年に大阪心斎橋に本店ビルを建設、同8年には阪神三宮駅ビルに出店。演芸場や屋上遊戯場を設け「お遊びに、お買い物に」をモットーに関西屈指の百貨店となる。本書は、同店の沿革・職制に加え、当時の店内構成、幹部が創業期を語る座談会を収録。また、当時の統制経済下、百貨店が「自由主義経済の花形」から「配給」機関に転ずる旨を述べるなど、小部ながら百貨店の置かれた環境の変遷を読み取ることが出来る。
社史で見る日本経済史 第5期 第76巻 新聞広告四十年史 博報堂四十年記念 (内外通信社著・刊 1935年)
刊行年月 2014年09月
定価19,800円
(本体18,000円)
ISBN978-4-8433-4598-6
博報堂は、明治43(1910)年に博文館から内外通信を譲り受け、かつて「内外通信社博報堂」を社名とした。本書は「博報堂四十年記念」として出版され、第一部で自社の歴史を日本の新聞広告史と重ねて叙述し、第二部でその将来を展望し、第三部で新聞、出版業界人の「広告と出版についての感想」を掲げる。創業者でもある同社社長瀬木博尚の創立以来の回想も収録し、会社史に止まらず、近代日本の広告の発展を描く稀覯書。
社史で見る日本経済史 第5期 第77巻 博文館五十年史 (坪谷善四郎著、博文館刊 1937年)
刊行年月 2014年09月
定価27,500円
(本体25,000円)
ISBN978-4-8433-4599-3
博文館(明治20年創業)は、帝国文庫、温知叢書等の古典全集や、総合誌「太陽」、「新青年」をはじめとする先駆的な雑誌を数多く発刊。さらに、取次店や印刷所の併設、私設図書館(大橋図書館)を運営するなど、明治・大正期の出版界を牽引した。本書は、同社が創業以来刊行した主要書籍を年度別に紹介。また、社主大橋佐平・同新太郎の略伝に加えて、招聘した作家や、社内記者、印刷技士の入・退社など、割愛されがちな点に言及されている点が特色である。巻末には、同社の出版年表が附載されており、時代をリードした出版社の簡にして要を得た社史。
社史で見る日本経済史 第5期 第78巻 中日実業株式会社三十年史 (中日実業株式会社編・刊 1934年)
刊行年月 2014年09月
定価20,900円
(本体19,000円)
ISBN978-4-8433-4600-6
中日実業株式会社(初め「中国興業株式会社」)は、中国の鉱山開発を日華合弁で行うことを目的として、大正2(1913)年3月に設立された。設立発起人には、渋沢栄一、安田善三郎、益田孝、孫文等が名を連ねたが、袁世凱の介入により、大正3年4月「中日実業株式会社」へ改組される。本書前半では、会社存続を巡る、渋沢と中国政府との交渉が詳細に述べられる。本書後半では、同社の事業内容の他、借款先企業の解散や「現地不安」により、同社が本書刊行時点で整理縮小に向かっていたことが示される。業績の誇示を旨とする社史にあって、本書は企業の、特に戦前の外地における経営実態を記録した点で貴重であり、戦前期の日中関係を側面から映し出す好史料といえる。